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「いのちを守る」ため 誇りを持ち責務果たす

代表取締役社長
大澤 厚志

農業環境が大きく変化しました。

 これまで県内生産者の収入を増やす目的で園芸産地づくりを応援してきましたが、コメ価格の高騰で園芸振興は少し足踏みしています。ですが、長い目で見れば多角化は必要で、花角英世知事も園芸振興重視の姿勢を変えていません。当社の中長期ビジョンである、県内産品の取り扱いを2033年までに4割に引き上げる計画も変わりません。
 コメ価格高騰以上に心配なのは、国際紛争による燃料高。施設栽培には暖房、品質管理のためには冷蔵が必要で、燃料と電気は食の安心安全に欠かせません。物流コストの上昇により、遠方の生産地から集荷する条件が大変厳しくなっています。それから毎夏の酷暑。播種(はしゅ)ができない暑さで産地リレーが崩れ、価格が高騰と暴落を繰り返すようになっています。生産者が高齢化し、気象災害での被害や価格の暴落により廃業してしまう人もいるため、心配しています。

どのように対策しますか。

 産地と消費地の架け橋として、双方の距離を縮めていきます。しっかり消費ニーズを把握し、生産者と共に産地の育成に努めるとともに消費者には新潟の豊かな食を知ってもらい、消費の安定と拡大を目指します。
 例えば、春以外利用が少ない育苗用ビニールハウスで鉢植えレモンを育て、通年で安心安全、良質な新潟産レモンを出荷していく取り組み「雪国レモン倶楽部」です。当社内で設立して4年目、既に生産者は44人。消費者からは国産品の要望が強く、今後も有望です。立ち上げて9年の販売企画推進室の活動にも注力します。当初は小さい子供向けの食育などが中心でしたが、中高大学生に対象の幅を広げ、年間を通して体験型のイベントを行っています。食への理解と関心、県産農産物への愛着を養い、地元の農業を支えてくれる人を増やす重要な事業と位置付けています。これまで市場は、競りや入札で価格を決め、安全に滞りなく消費地に届けることが責務でしたが、世界的な気候変動や国際情勢の不安定化によって、大きく言えば国民、県民の「いのちを守る」ことがわれわれの責務になったと考えています。

座右の銘をお聞かせください。

 「日々是好日」。過去を悔やまず、未来に期待しすぎず、困難な事があっても今日を大切に前向きに生きること。ですが、一番口にしているのは「不撓不屈(ふとうふくつ)」ですね。創業者が定めた理念で、かみ砕いていくと日々是好日とも通じていると感じています。

Overview [概要]

本社外観
◼所在地 〒950-0191 新潟市江南区茗荷谷711番地
TEL.025-257-6800 FAX.025-257-6802
◼設立 1964年8月
◼事業内容 青果物卸売業(青果物及びそれらの加工品の総合卸売販売)
◼資本金 1億4,000万円
◼売上高 333億円(2026年3月)
◼従業員数 192人(男性135人、女性57人:2026年3月)
◼支社 西部支社、北部支社、六日町支社、小千谷支社、南部支社
◼グループ会社 新印佐渡中央青果㈱、新印上越青果㈱ ほか
◼ホームページ https://www.sinjirsi.co.jp/