共感・共創のプロフェッショナルとして

加藤 幸久 氏
新潟の製造業との取り組みを進めています。
製造業全体で競争力をつけるツールとして、金属加工業者向けの共同受注プラットフォーム「プロダコネクト」やバーチャル工場見学コンテンツなどを開発しました。バーチャルとリアルの世界を一体化してビジネスをつくっていくのが、今後の主流になるでしょう。
本年度、注力することは。
来年、当社は創立40周年を迎えます。これまで以上に、首都圏のお客さまとの戦略的な関係強化で会社の安定した基盤構築をしながら、新しいチャレンジを続けるという両輪を回していきます。新しいチャレンジのメインステージは新潟です。異業種とのコラボレーションで「共創=共に創造する」事業をさらに展開します。新潟地区の戦略を強化することで、雇用も生まれます。
また今年、新潟本社に「新潟ITサービスセンター」を立ち上げます。お客さまの仕事をリモートで全て対応できる環境を整え、ナレッジを集約することで生まれるシナジー効果が大きな狙いの一つ。
さらに、これまで育ててきたAIやバイオサイエンスなどの最先端事業を商品化し、収益の柱にしたいと考えています。
昨年社長に就任しました。
私は根っからの技術者です。30代でお客さまと大手商社の基幹システムを5年がかりでオープン化する大事業をやり切り、熱量があれば困難も乗り切れると実感しました。ここが原点です。経営の部分では、前職で何百人もの社員一人一人と直接対話したことや、海外でさまざまな技術者と出会った経験が生きています。結局、大切なのは人。「ないものは自分で創る」「一人一人と向き合う」ことが私の信条です。
若い世代へのメッセージをお願いします。
若い世代は、自分らしく生きる力や、ライバルであっても相手の力を認め、協力しあうという、日本人本来の良さを持っています。その良さを生かし、次のチャンスをつくるのは私たち世代の責任。昨年、会社のビジョンを練り直し、「共感・共創のプロフェッショナルとしてなりたい未来を叶(かな)える会社」と大きく掲げました。共感・共創できる人、相手をリスペクトしながら、お互いの良さを掛け算して、大きな成果につなげるのがこれからのプロフェッショナル。若い世代にはその素養があります。幅広い世代で共創し、頑張っていきたいと強く思いますね。
Overview [概要]

◼所在地 |
〒950-0917 新潟市中央区天神1丁目12番地3 TEL.025-242-3123 FAX.025-242-3121 |
◼設立 | 1983年10月1日 |
◼事業内容 |
システムインテグレーション、先端技術活用 (機械学習コンサルティング、DX推進、バイオサイエンス) |
◼資本金 | 2億4,000万円 |
◼売上高 | 24億6,196万円(2021年3月期) |
◼従業員数 | 240人(2022年4月1日現在) |
◼支社 |
[東京本社] 〒160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目24番1号 [長岡システム開発センター] 〒940-0071 長岡市表町1丁目10番地7 |
◼ホームページ | https://www.mob.co.jp |