経験と強み生かし 全社一丸で新たな挑戦を
五十嵐 一也 氏
新工場の建設が進んでいます。
魚沼市内の水の郷工業団地に二つ目の工場を建設中です。来年8月の操業予定です。新工場建設は、お客さまのニーズの高い治療・介護食の製造を強化することと、地域の人口減、高齢化に対応する省力化ラインの導入という二つの目的があります。
当社はコンビーフなど畜肉缶詰から始まり、災害食「レスキューフーズ」で品質管理を鍛えられ、低タンパクご飯で医療機関と協働してきた経験があります。病院・施設への供給改善に目途がつけば、コンビニエンスストアなどで小売り販売できるような商品開発も目指したいと考えています。資材高騰、人手不足の中での大きな投資ですから、全社挙げての一点突破を目指します。限られたリソースを未来に向かってどう生かすかは、難しいですが胸躍ります。
形にしたい具体的なアイデアはありますか。
最近、医療的ケア児を抱えるご家族から、当社の商品を全部食べてくれたと喜びのお手紙をいただきました。以前から食物を飲み込むことが困難な摂食嚥下(えんげ)障害のある高齢者向けに誤嚥(ごえん)しにくく食べやすいおかゆやゼリーなどを製造していますが、さまざまな病気や障害のあるお子さんも楽しみに食べてくれている。それだけで胸が熱くなります。お子さんにも、そのご家族にも喜ばれる味を作り出していきたいものです。お客さまの声を聞き、小さな会社だからこそできる迅速かつ、きめ細やかな商品開発を行っていきます。
災害食での新しい展開は。
災害食国際規格委員会が中心となって2021年から取り組んできた災害食の国際標準規格が、今年中にまとまる見込みです。国際議論には6カ国と国連世界食糧計画(WFP)の計7主体が参加。災害国日本がこれまで培ってきた知見で世界に貢献できますし、当社が世界に出る足掛かりになってくれると期待しています。
また、以前アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」とコラボした防災食の復刻版を昨年秋に発売しました。コレクターの方は長く飾っておけて備蓄にもなる。こうしたコラボにも力を入れています。
座右の銘をお聞かせください。
相田みつをさんの「一生勉強一生青春」。若いときは違いましたが、60歳を過ぎたらこの言葉が心に響くようになりました。「これでいい」と満足した時点で人は老け込みます。毎日がチャレンジと思って、自宅の壁に飾って向き合っています。
Overview [概要]
| ◼所在地 |
〒949-7492 魚沼市堀之内286 TEL.025-794-2211 FAX.025-794-3225 |
| ◼設立 | 1955年1月18日 |
| ◼事業内容 | 食品製造業(食肉常温品・介護食・治療食・災害食 他) |
| ◼資本金 | 2億5,000万円 |
| ◼売上高 | 50億円(2025年3月期) |
| ◼従業員数 | 180人 |
| ◼営業所 | 新潟営業所、東京営業所、東北営業所、関西営業所、九州営業所、バンコク駐在員事務所 |
| ◼グループ会社 | デビフペット株式会社、ホリカサービス株式会社 |
| ◼ホームページ | https://www.foricafoods.co.jp |

