環境に配慮した事業活動でサステナブルな社会実現
グループCEO
岸本 晢夫 氏
競争力強化の取り組みは。
2023年4月にスタートした「中期経営計画 2026」では、基本方針の一つに「サステナビリティ(ESG)活動推進」を掲げて事業活動を推進してきました。昨年4月に安全環境品質本部を発展的に解消し、サステナビリティ推進本部を新設したこともその一環です。サステナビリティ活動をより強力に推進し、地域社会をはじめとしたステークホルダーの皆さまから信頼される企業を目指していきます。
当社は、製紙業界の中でも環境経営の先駆者として、環境改善投資を実行してきました。現在、国内最大規模の新潟工場では、バイオマスエネルギーを主体として生産活動を行っていますが、CO2ゼロ・エネルギー比率は約70%に達しており、業界トップクラスの環境競争力を維持しています。これらの環境経営の取り組みにより、国際的な非営利団体CDPによる評価において、「フォレスト」および「水セキュリティ」は最高評価の「A」を獲得。「気候変動」では「Aマイナス」と3分野全てで最上位の「リーダーシップレベル」を獲得しました。
また、製品の価格改定とともに、現行のシェアを維持し、外部環境の変化に合わせた最適な生産体制を確立することで、生産・販売部門の競争力のさらなる強化を目指します。
さらに大王製紙との戦略的業務提携では、トラック・コンテナの往路と復路でそれぞれの製品を運ぶ「ラウンド輸送」や木材チップ専用運搬船の相互利用など、即効性のあるコスト削減のみならず、OEM(相手先ブランドによる生産)製品の拡充などにより収益増大を見込みます。
新潟県内での取り組みは。
24年11月より、日本国内初のCO2を回収・貯蔵する「CCS」の事業化に向け参加企業と共に取り組んでいますが、引き続き新潟工場ではバイオマス燃料由来のCO2分離回収設備に係る検討を担っていきます。
加えて、25年2月よりダイハツ工業・NIPPON EXPRESSホールディングス・日本貨物鉄道と連携した異業種間のラウンドマッチング輸送により、持続可能な輸送体系を構築しています。
地域とのつながりでは、主に中高校生のインターンシップ受け入れ、新潟市東区主催のオープンファクトリーなどへの協力、各種環境イベントや「にいがた脱炭素プロジェクト」への参画など、地域社会とのコミュニケーションにも積極的に取り組んでいます。
Overview [概要]
| ◼東京本社 |
〒103-0021 東京都中央区日本橋本石町3-2-2 TEL.03-3245-4500 |
| ◼設立 | 1907年4月27日 |
| ◼事業内容 | 紙・パルプ製品の製造販売事業など |
| ◼資本金 | 420億2,094万239円 |
| ◼売上高 | 3,057億円(連結、2025年3月期) |
| ◼従業員数 | 連結 3,711人、単体 1,472人 |
| ◼事業所 | 新潟工場・長岡工場 他 |
| ◼ホームページ | https://www.hokuetsucorp.com |

