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「エアマンビジョン2030」に向かってまい進

代表取締役社長
佐藤 豪一

2月に社長に就任されました。

 52歳というのは歴代で最も若い社長になります。上から下まで風通し良く、トップダウンとボトムアップの両方ができる組織、チームリーダーが若い世代の才能を引き出して事業として継続していける組織づくりを行い、未来の北越工業の基礎固めに取り組むつもりです。
 直近では、アメリカの好景気と円安、新型ウイルス禍明けで国内でも工場新設や都市開発が復活したことで業績は大きく伸びています。一方で原材料、エネルギーコストの上昇は今後も続く見通しで、お客さまには適正価格へのご理解をいただくとともに、充実したアフターケアの価値を周知していきます。生産体制の強化も同時進行で行っています。

長期ビジョン「AIRMAN VISION(エアマンビジョン)2030」についてお聞かせください。

 昨年発表したもので、将来に向けて経営資源の再配分、強化を図り2030年度の連結売上高を700億円に乗せることを目指しています。22年度売上高は490億円ですから、組織の細部まで見直し、改善していかなければ達成できません。生産能力を上げていくことは必須で、設備投資とともにM&A(合併・買収)も視野に入れて検討を重ねています。

脱炭素社会実現への取り組みは。

 エンジンコンプレッサの国内シェア約9割の当社は、非常に大きな責任を負っていると理解しています。
 昨年は、他社に先駆け開発に取り組んでいた水素エンジンコンプレッサ、バイオ燃料発電機、燃料電池発電機をコンセプトモデルとして発表しました。反響は大変大きかったのですが、水素社会が到来し、実際に市場に投入できるまでにはまだ時間がかかります。新しいカテゴリーを生み出す者の宿命と受け止め、粘り強く取り組みます。今必要なことは、次世代製品の開発に向けて新技術を蓄積し、備えることです。

昨年、県立スケートパークの命名権を取得しました。

 名称は「AIRMANスケートパーク」としました。まずスケートボードで宙に飛び出す技「エア」と、当社のブランド名「AIRMAN」の親和性の高さを感じました。それに街中でスケートボードができる場所がないということで、若者が自分の才能を伸ばす場づくりに貢献できればとも考えました。
 当社はBtoB(企業間取引)企業で一般の知名度が低いため、大人になった時に「そういえば」と思い出してくれたらと願っています。

Overview [概要]

本社社屋
◼所在地 〒959-0293 燕市下粟生津3074
TEL.0256-93-5571 FAX.0256-94-7567
◼創立 1938年5月15日
◼事業内容 エンジンコンプレッサ、モータコンプレッサ、エンジン発電機、高所作業車、ミニバックホー、エンジン溶接機の製造・販売
◼資本金 34億1,654万円
◼売上高 490億円(2023年3月期連結)
◼従業員数 727人
◼本支店 東京本社、北海道支店、東北支店、北関東支店、西関東支店、中部支店、大阪支店、中国支店、九州支店
◼グループ会社 ㈱エーエスシー、イーエヌシステム㈱、㈱ファンドリー、
HOKUETSU INDUSTRIES EUROPE B.V. 、AIRMAN ASIA SDN.BHD. 、AIRMAN USA CORPORATION 、上海復盛埃爾曼機電有限公司
◼ホームページ https://www.airman.co.jp/