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バイオマスプラスチックを新潟から世界へ

代表取締役 CEO
神谷 雄仁

新潟市でバイオマスプラスチック製のごみ袋の販売が始まります。

 これまで当社のバイオマスプラスチック製のごみ袋は、工場がある南魚沼市などで採用されていたのですが、今春から政令指定都市として初めて新潟市の指定ごみ袋にも導入されます。新潟市産の米を原料に使用したもので、その収穫には地域の子どもたちも参加しました。新潟市は2050年までにCO2の排出を実質ゼロとする「ゼロカーボンシティ」を目指しています。市民の皆さんが日常的に使うごみ袋を通して、環境問題を身近に感じていただければと思います。
 バイオマスプラスチックというと、その原料は輸入のトウモロコシやサトウキビが主流ですが、国産の原料として日本人になじみの深い米を使う、ましてや米どころ・新潟から始まったというところに意味があると思っています。耕作放棄地や従事者の高齢化という日本農業の課題を解決するためにも、農地を残して新しい形の米作りを推進する新潟モデルを全国に展開していきます。

バイオマスプラスチックを起点として広く事業展開しています。

 ゼロから1へ、前例のない事業を進めるのはさまざまな苦労がありました。今は1から100へ広げる時期。「ライスレジン®」がグローバルブランドになるように、専門性のある方たちの力を借りて海外進出を強化していきます。また、ライスレジンを原料とした商品を製造販売するパートナー企業も増えています。枠を超えて事業を展開していくためには、多様性を重んじて変化に順応し、成長のポイントを見極めることが大切だと考えています。
 若い世代に選ばれる企業であり続けることも重要です。当社はありがたいことに、インターンシップ(職場体験)の希望を多くいただきます。優秀な学生たちが多く、大変刺激になり学ぶところが多いですね。実は娘にいい仕事をしていると褒められることがうれしくて、仕事を続けている部分もあるんです。

次世代のリーダーに望むことは何でしょうか。

 今、さまざまなことが不確かな時代ですが、自分たちが向かうべき目標をしっかり設定し、都度判断することが重要ではないでしょうか。経済的な成長だけではなく、地域や社会、環境などを含めた総合的な判断が求められる時代です。20~30代は徹底的に経験を重ねること、40代以上はその経験を生かし、新しい発想を生み出してほしいと思います。

Overview [概要]

バイオマスレジン製品一例
◼所在地 〒100-6510 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸ビル10階 EGG
TEL.03-4540-6322 FAX.03-6683-3320
◼設立 2020年
◼事業内容 バイオマスレジンホールディングスは、日本やアジアで大切な資源であるお米由来のバイオマスプラスチック「ライスレジン」や生分解性プラスチック「ネオリザ」といった環境配慮型プラスチックの開発製造販売をベースに、海洋汚染や地球温暖化、フードロスなど地球規模の環境・社会課題解決に取り組んでいます。
◼資本金 1億円(2022年6月現在、資本準備金を含む)
◼従業員数 80人
◼グループ会社 ㈱バイオマスレジン南魚沼、㈱バイオマスレジンエンジニアリング、㈱バイオマスフィルム、㈱バイオマスレジン福島、㈱バイオマスレジン関西、㈱バイオマスレジンマーケティング、㈱バイオマスレジン熊本、㈱スマートアグリ・リレーションズ、バイオマスレジン北日本
◼海外支店 HUARI(VIET NAM)PRINTING AND PACKAGING CO.,LTD
◼ホームページ https://www.biomass-resin.com/