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インフレ・日本株時代到来 暮らしを守る提案を

新潟支店 支店長
石本 靖朗

証券業界は大きな動きが続いています。

 東京株式市場では日経平均株価が5万円を超え、大きな節目を迎えました。報道量も増え、金融や証券に携わらない層にも、日本株を取り巻く環境変化への認識が広がっています。背景には、長く続いたデフレ環境を脱却しつつあることや、東京証券取引所の制度改革があります。東証が資本コストや株価を意識した経営を要請し、株価純資産倍率(PBR)改善を含めた対応や説明の開示が促進されるなど、企業価値を重視する流れが強まっています。AI関連に加え、価格転嫁や人手不足への対応などを通じて、業種によっては収益構造が改善した例も見られます。株価の上昇が注目される一方、金価格の上昇も話題となりました。

今後の見通しと、家計への影響は。

 インフレが続く環境では、現預金の実質的な価値が目減りしやすく、家計にとっては「お金の持ち方」が重要になります。企業収益の改善は賃上げや雇用を通じて家計にも波及しますが、株式配当の有無など、資産をどこに置くかによってその影響の受け止め方に差が出やすい状況です。
 2025年9月末には、家計の金融資産に占める現預金比率が18年ぶりに50%を下回り、預金から運用へと資金が動く兆しが見られました。米国では株式や投資信託が資産の大きな割合を占める一方、日本では現預金への偏りが続いています。運用を始める場合は、時間やリスクを分散する観点から、まず毎月一定額の積み立てから始め、お金の置き所を徐々に変えていくことが一案となります。

県内の経済動向はいかがですか。

 当支店においても、運用経験のない法人の関心が高まっています。一方で、輸入コストの影響を受けやすい業種を中心に、円安による為替面の課題を抱える企業も多く見られ、為替を含めた経営・資金相談ニーズは、今後も広がると感じています。

座右の銘をお聞かせください。

 「志高頭低」です。自分の野心だけでなく周囲や社会のためにという思いを持ち、立場が上がるほど謙虚さが必要だという教えです。大学のゼミの先生からいただいた言葉で、この言葉を聞けただけでも大学に通った意味があったと感じています。他にも「賢者は歴史に学ぶ」「神は細部に宿る」「日々精進」「心温かきは万能なり」など、好きな言葉はいくつもあります。その時々で必要な心掛けを選択しつつ、柔軟に向き合っていくことが大切だと考えています。

Overview [概要]

新潟支店 お客さま相談窓口
◼所在地 新潟支店:〒951-8611 新潟市中央区本町通七番町1093-2
TEL.050-3194-0500㈹
◼創業 1902年
◼事業内容 有価証券等の売買、有価証券等の売買の媒介、取次又は代理、有価証券の引受等の金融商品取引業及びそれに付帯する事業
◼資本金 1,000億円
◼従業員数 15,245人(2025年9月末現在)
◼ホームページ https://www.daiwa.jp