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プラットフォーマーとして地域に寄り添う

理事長
赤川 新一

県内の全店舗で地域を活性化する「SGM(スモール・グループ・マネジメント)活動」に取り組んでいます。

 地域の課題解決に貢献する取り組みとして、全43店舗を地域ごとに10グループに分け、それぞれが地域の特性を踏まえた高密度な営業活動を展開しています。新潟中央・西地区では一昨年に続き地元飲食店とタイアップし、食のガイドマップ「よりなせマップ第2巻」を発行しました。新潟東・秋葉地区では職員が出演する特殊詐欺防止の啓蒙(けいもう)動画を制作し、老人介護施設などで上映しました。上越地区では地域情報誌の定期発行や春日山城復元への協力を進めています。地域からの評価も徐々に高まっており、今年はそれらをさらに進化させ持続的な活動として定着できるよう進めていきます。

「佐渡島の金山」世界文化遺産登録の応援にも力を入れています。

 昨年は、全店舗で「佐渡世界遺産応援定期積金」を発売し、販売実績総額に応じた寄付金を佐渡市や新潟県へ贈呈しました。今年は世界文化遺産登録決定に期待したいですね。

本年度のトピックは。

 「第19次中期経営計画」の最終年度に当たります。課題の一つ「人的資源の活性化」の実現のため、人を育てる取り組みを進めるとともに、DXによる業務改革を行い、生産性の向上に向けて取り組みます。当組合の取引先は中小企業が多く、省力化や労働生産性を上げる投資の必要性を潜在的に感じています。それを顕在化し、改善に向けた提案をするのが金融機関の役目。地域経済を支えるプラットフォーマー(基盤)として中長期的にお客さまに寄り添っていきます。
 また、今年は日銀の金融政策正常化や新たな少額投資非課税制度(NISA)の導入により、投資に対する姿勢が変化し、多くの方が投資に踏み出す年になるでしょう。当組合では資産運用の専門担当者によるセミナーやお客さま訪問を通じて、周知・啓蒙を行います。お客さまの資産形成に末永く寄り添っていくことも地域金融機関の役目と考えます。

次世代のリーダーに望むことは。

 経営環境は急速に変化しています。将来を見据えた持続可能な経営を担っていくには、課題に対して現状を見極める洞察力、課題解決のための行動力、迅速に物事を進める瞬発力が必要です。マネジメントとプレーヤーとしての資質を兼ね備えた人物にリーダーシップを発揮してもらい、企業価値を向上させて組織の未来につなげていくことを期待します。

Overview [概要]

県内営業店舗を10グループに分けて活動しています
◼所在地 〒951-8114 新潟市中央区営所通一番町302番地1
TEL.025-228-4111 FAX.025-228-0918
◼創立 1950年2月25日
◼事業内容 協同組合による金融業
◼出資金 23億6,000万円
◼預金残高 4,476億円(2023年9月期)
◼貸出金残高 1,846億円(2023年9月期)
◼職員数 437人
◼店舗数 43店舗
◼ホームページ https://www.niigata-kenshin.co.jp/