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過去にとらわれない姿勢で未来へ挑む

代表取締役社長
坂田 匠

昨年は二つの賞を受賞しました。

 働く世代の健康づくりに取り組む新潟県内の事業所をたたえる「にいがた健康経営推進企業」の知事賞と、日本次世代企業普及機構が特に優れた取り組みを行う企業に贈る「ホワイト企業アワード」のダイバーシティ&インクルージョン部門を受賞しました。当社では多様性を意味するダイバーシティとDXの二つを強い方針として掲げており、評価いただけたことをうれしく思います。

ダイバーシティ、DXの取り組みとは具体的にどんなことでしょう。

 当社では、まだ女性の役員も部長クラスもいませんが、積極的に女性の登用を進めております。ただ、ダイバーシティにおいて、女性活躍は入り口にすぎません。
 外国人の人材活用に関しては、長岡市の地域人材高度化事業を通しハノイ工科大学出身の優秀な技術者を採用しました。2人は2020年にインターンシップ(就業体験)で採用していたのですが、感染禍で入国がかなわずベトナム国内で日本語習得や運転免許取得をしてもらっていました。その後加わった3人とともに、現在は5人が活躍しています。
 また、「LGBTQ+」など性的マイノリティーは日本人の約10人に1人と言われています。およそ1000万人です。出生数が過去最低となり少子化の流れは止められませんが、その背後には経済的な事情などで子どもを産めない、育てられない人たちがいます。産みたくなる状況をつくったり、地域や「LGBTQ+」の人たちが子どもを育てられるようにしたりすることはできないだろうかと考えています。私たちは週休2日制や男性の育児休暇100%取得を成し遂げてきた会社。難しいことではありますが、田舎の企業だからこそ挑戦してみたいと思います。
 DXでは住む場所と仕事を切り離せるテレワーク、ものづくりのリモート化に注力しています。すでに開発部門のDXは進んでおり、開発期間の短縮や製品強度シミュレーションの充実を実現しています。今年から生成AIをフル活用し、人の手を介さない生産体制を構築していきます。

次世代のリーダーに望むことは。

 少子高齢化が進む日本は、生産年齢人口が増える「人口ボーナス」期を世界で初めて終えた国です。前例がない、つまり過去は参考になりません。次世代はみんな優秀ですからバブル期の成功体験を持つ上の世代の言うことは聞かなくていい。過去にとらわれず新しい挑戦をしてほしいですね。

Overview [概要]

「金属屋根を簡単に取り外したい」という
お客さまの要望から生まれた「折板解体アシスター」
◼所在地 〒940-2403 長岡市与板町本与板45番地
TEL.0258-41-5266 FAX.0258-72-0051
◼創業 1951年9月1日
◼設立 1973年1月24日
◼事業内容 各種建築金物の設計、開発、製造、販売、施工及び施工指導・自然エネルギーを利用した発電及び売電に関する事業
◼資本金 1,320万円
◼売上高 59億5,294万円(2022年12月期)
◼従業員数 149人(2022年12月現在)
◼事業所 東京支店、大阪営業所、阿賀野工場(常設展示場 VISIONARIUM)
◼ホームページ https://www.sakata-s.co.jp