ホーム > 株式会社 加島屋

来年創業170周年 この先も変わらぬおいしさを

代表取締役
加島 長八

創業170周年に向けて本店店舗をリニューアルしました。

 加島屋は、信濃川や阿賀野川で取れるサケやマスなどの塩干物を扱う店として1855(安政2)年に創業し、来年170周年を迎えます。ここまで続いてこられたことを本当にありがたいと思います。来年の創業記念日に向け、お客さまに感謝を伝えたいと企画中です。これからもずっと安全安心なおいしさ、より良い商品とサービスを提供したいと考えています。
 昨年10月に本店をリニューアルし、より快適に買い物やギフト注文ができるようになりました。グランドオープンには大勢のお客さまにご来店いただき、感謝しています。今年3月にはJR新潟駅の商業施設「CoCoLo新潟」内のショップが新しくなりました。新潟駅を利用する旅行客のお土産だけではなく、近隣にお住まいの方にも楽しく買い物してもらえるよう、総菜なども用意しています。新潟市西区の新潟ふるさと村店でも、ご家庭の食卓で使える総菜に力を入れます。

本店前の自動販売機が話題です。

 気候変動や乱獲による天然資源の枯渇が問題になっていますが、当社は以前から養殖という形でSDGsに取り組んできました。さらにフードロス削減の観点から設置したのが冷凍製品の自動販売機です。営業時間外でも商品を購入できます。急速冷凍でおいしさを保つ「3Dフリーザー」を導入し、定番商品以外にも冷凍商品のラインアップを増やしていきたいと考えています。
 SDGsへの取り組みと同様に力を入れているのがDXの推進です。2年かけて従業員にヒアリングし、業務内容の改革・改善を実行して、現在は基幹業務のシステム化に取り組んでいます。働き方の見直しで快適な職場環境をつくり、効率的な働き方から生まれた時間にリスキリング(学び直し)に取り組めるよう工夫しました。食品に関わる資格取得をサポートし、自律した従業員、自律した職場をつくっていきます。

次世代のリーダーに望むことは。

 明確なビジョンを持って自分の意見を発信するだけではなく、人の話に耳を傾け、異なる意見を柔軟に受け入れることだと思います。チームメンバーとコミュニケーションを取りながら、双方向で考え合うこと。目標達成のためには困難がつきものですが、古い考えにとらわれず周りの信頼を得てほしい。そのための課題解決力、人間力、行動力も求められるでしょう。

Overview [概要]

本店外観
◼所在地 〒951-8066 新潟市中央区東堀前通8番町1367番地
TEL.025-229-0105㈹
◼設立 創業 1855(安政2)年
設立 1954(昭和29)年
◼事業内容 海産物加工販売
◼資本金 7,000万円
◼売上高 44億4,200万円(2023年3月期)
◼従業員数 205人
◼事業所 本社 新潟市中央区東堀前通8番町1367番地
工場 新潟市江南区亀田工業団地1-3-13
◼ホームページ https://www.kashimaya.jp