CRM×AIで「個客」に生涯寄り添う
櫻井 俊晴 氏
今年の経営方針は。
テーマは「上質を日常に」です。百貨店ならではの品ぞろえや空間、接客を徹底的に磨き、一人一人のお客さまの暮らしに「特別な日常」をお届けします。現場ではお客さまニーズに基づく「気づき」と「ホスピタリティー力」を大切にし、常にお客さまの期待を上回るご提案を続けていきます。
顧客接点はどのように広げていきますか。
新潟伊勢丹を核としながら、県内に7店舗ある小型店も活用し、展開していきます。駅前や住宅地のコンパクトな店舗、外商拠点を組み合わせ、県外エリアまで拡大。豊かな暮らしを求めるお客さまに対して、期待を超えたご提案ができる百貨店として、存在感を高めます。
また、伊勢丹や三越の両本店と連携し、さらなる価値をご提供します。首都圏のMD(商品政策)やバイヤー、購買データと連動し、全国の名品を新潟に展開。そして新潟のお客さまの声を全国の外商やイベントに反映します。グループの総合力で最適なご提案を実現します。
「NIIGATA越品」は10周年を迎えました。
今年はフロアを拡大・再編します。商品の発掘から編集、販売、外商、EC、催事までを一気通貫でつなぎます。将来的には地域商社の機能を持たせ、新潟の逸品を全国、世界へ発信していきたいですね。
CRM(顧客関係管理)の取り組みはいかがでしょうか。
専任のCRM担当が各ブランドショップ店長と二人三脚で、デジタルとアナログの両面からお客さまを分析します。グループで発行するクレジットカード「エムアイカード」の購買データと新潟独自のAI技術を活用し、潜在的なニーズを可視化します。これにより既存のお客さまとの関係を深めると同時に、新規のお客さまも丁寧に開拓していきます。
中長期のゴールをお聞かせください。
2030年までに「個客業」へ全面的にシフトします。個客業とは、一人一人のお客さまとつながり、豊かな暮らしをお手伝いするために、百貨店の品ぞろえの枠を超えて最適な解決策をご提案し、一生涯のお付き合いをさせていただくこと。これこそが、私たちの使命です。環境変化に強い収益体質を構築し、日本海側唯一のグループ拠点として、顧客・地域・人財・利益が好循環する、持続可能な百貨店のロールモデルを目指します。
Overview [概要]
| ◼所在地 |
〒950-8589 新潟市中央区八千代1-6-1 TEL.025-242-1111 |
| ◼開店 | 1984年 新潟伊勢丹 |
| ◼事業内容 | 百貨店業 |
| ◼資本金 | 1億円 |
| ◼売上高 | 339億円(2024年度実績) |
| ◼店舗 | 新潟伊勢丹店、上越ショップ、新発田ショップ、長岡ショップ、三条ショップ、吉田ショップ、佐渡ショップ、新潟西ショップ |
| ◼ホームページ | https://www.isetan.mistore.jp/niigata.html |

