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価格適正化に注力 持続可能な農業を目指す

JA新潟中央会・
連合会 会長
伊藤 能徳

本年度力を入れることは。

 米の需給が安定し、生産者と消費者の双方に納得していただける価格に落ち着くよう、全力を挙げて取り組む覚悟です。さまざまな銘柄や価格帯の米が店頭に並び、消費者の皆さんの選択肢が広がるよう、卸業者とも連携しながら販売していきます。
 2023年産米までの約20年間、米の価格は実質右肩下がりで、生産者は設備投資すらできない状況だったことは、案外知られていません。近年は特に国際情勢や円安などの影響で生産コストは高騰しています。4月に「食料システム法」が本格施行され、コストを考慮した価格での取引が法的にも後押しされることになりましたが、今後も安全・安心でおいしいお米をお届けするためには、生産・流通に必要なコストや労力についてもっと消費者に発信する必要があると感じています。

持続可能な農業を目指した取り組みも加速しています。

 国は25年度から5年間を「農業構造転換集中対策期間」と定め、老朽化した農業用共同利用施設の再編などを提唱しています。県内の多くの施設が更新時期を迎えておりますので、農業者が安心して農産物を生産でき、消費者の皆さんに安定してお届けできるよう、JAグループとしても、施設の整備に尽力していきます。
 また県の園芸振興基本戦略の下、生産者と県内八つのJA・関係団体による園芸生産拡大の取り組みも進んでいます。県と関係市町村が支援する大規模ハウス団地は収益も上がっており、新規就農者の参入が著しい成功例で、ベテランから若手への技術継承も進んでいます。担い手の確保・育成にこれからも力を入れていきます。

農業分野以外の事業の状況はいかがですか。

 JAグループには信用や共済事業などがありますが、特に懸念しているのが厚生連の11病院の経営です。自治体からの支援があるものの、厳しい経営状況が続いているのが現状です。持続可能な医療提供体制をつくり、地域の医療を守っていくために取り組みを進めます。これからも総合事業を通じて県民の皆さまの暮らしを支えていきます。

座右の銘をお聞かせください。

 「一味同心」。一つの目的を達成するため、みんなで心を合わせて努力するという意味です。生産者の意欲を維持し、消費者が納得できる米価を実現するには、地域の皆さん全員の力が必要です。この言葉を胸に尽力していきます。

Overview [概要]

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